
会社名
※要確認(京うなわ 神宮道店の運営会社名)
事業概要
うなぎ専門店の運営
※京うなわ 神宮道店を中心とした飲食事業
URL
※要確認


担当者
E様
相談背景
京うなわ 神宮道店様は、京都・神宮道という観光地立地に店舗を構えるうなぎ専門店です。
京都という土地柄もあり、日本人のお客様だけではなく、今後は中国人をはじめとしたインバウンドのお客様もきちんと取り込んでいきたい、
というご相談からお付き合いが始まりました。現在でちょうど2年目、もしくはもうすぐ2年ほどになる案件です。
もともとこちらのお店は、単に「うなぎを出している店」というより、かなりうなぎそのものにこだわりを持って営業されているお店でした。
焼きや仕込みを含め、職人肌の経営者様がしっかり味を作り込んでいて、うなぎの美味しさには相当自信を持っている。
だからこそ、その味を日本人だけに届けるのではなく、海外から来る観光客にもちゃんと知ってもらいたい、楽しんでもらいたい、
という思いがあったのが、この案件の出発点でした。
京都というエリアは、インバウンド集客のポテンシャル自体は非常に高い一方で、飲食店の競争もかなり激しいです。
特に中国人観光客から見ると、「京都で何を食べるか」「どこの店に行くか」をSNSや口コミで調べてから来店するケースが多く、
ただ美味しいだけではなかなか勝ち切れません。しっかり情報を出し、写真や動画で魅力を見せ、口コミの面を作っていく必要があります。
そうした中で、京うなわ 神宮道店様としては、観光地立地を活かしながら、
中国SNS上での露出を増やし、「京都でうなぎを食べるなら候補に入る店」にしていきたい、という狙いがありました。
単発のPRというより、きちんと中国人観光客向けの接点を積み上げていく、そのための中国SNS運用・口コミ施策を継続的に行っていきたい、
というご相談内容でした。
対応概要
本案件では、大きく分けて二つの施策を実施しています。
一つ目が、**小紅書(RED)公式アカウントの運用**。
二つ目が、**中国インフルエンサー/在日マイクロインフルエンサーを活用した口コミ施策**です。
まず最初にスタートしたのは、京うなわ 神宮道店様のREDアカウント運用です。
京都という場所の特性上、中国人観光客が「京都 うなぎ」「京都 グルメ」「神宮道 グルメ」などの切り口で情報を探したときに、
しっかり店の魅力が見える状態を作っていく必要がありました。そのため、店舗の雰囲気、うなぎの見た目、焼きのこだわり、
観光の合間に立ち寄れる立地感などを、中国人ユーザーに伝わる形で投稿していく運用を進めました。
ただ、当初は京都と弊社との距離があり、頻繁に現地へ行けるわけではなかったため、最初の段階では店舗側から素材をいただき、
その素材をもとに弊社側で編集し、投稿コンテンツを作るというスタイルで進行していました。限られた素材の中で構成を組み立て、
中国語のテロップや見せ方を調整しながら運用していく形です。
この段階でも、投稿としては平均水準以上の数字は出ていました。素材提供型の運用であっても、
二桁いいねで止まるような弱いアカウントではなく、平均水準以上はしっかり達成できていた印象です。
ただ、やはり運用を続ける中で見えてきたのは、**本当に強いコンテンツを作るには、現地でオリジナル撮影をした方が圧倒的に良い**ということでした。
うなぎという商材は、単に料理の写真を並べるだけではなく、焼きの質感、湯気、タレの照り、店内の空気感、提供の流れ、
そういった細かい部分まで含めて魅力が伝わるかどうかが大きいです。だから後半は、我々が直接京都まで撮影に伺い、
現地で素材を押さえて、その場の雰囲気も含めて撮影する形へ切り替えていきました。
もちろん、京都遠征になる以上、交通費や出張費は発生します。
ここは店舗様と相談しながら、「遠征費をいただいてでも、本数は減らさずに質を上げていく」という形で進めました。
つまり、撮影のために単にコストを増やしたのではなく、**本数を落とさず、運用ボリュームを維持したまま、
コンテンツの質を上げるために現地撮影へ切り替えた**というのが実態です。
実際、現地撮影へ切り替えた後の投稿はかなり数字が伸び、基本的に3桁いいねを獲得できる水準まで上がりました。
アカウント自体のフォロワー数は、現時点で1,000フォロワーに届くか届かないかくらいの規模ですが、
この案件に関してはフォロワー数以上に、投稿そのものの宣伝効果の方が大きかったと見ています。
コメント欄でも「ここ美味しそう」「京都行ったら行きたい」「うなぎがすごく綺麗」といったポジティブな反応が多く、
しっかり店舗への興味喚起ができていました。
そして二つ目の施策として進めたのが、インフルエンサー・マイクロインフルエンサー施策です。
ここでは、中国から実際に日本へ来日している中国人インフルエンサーの方にお声がけしたり、
関西圏を中心に活動している在日中国人のマイクロインフルエンサーの方にお食事をご提供し、
実際に店舗で食べていただいた上で投稿してもらう施策を行いました。
投稿先は一媒体だけではありません。
主に以下の三媒体で口コミを積み上げていく形を取りました。
・小紅書(RED)への投稿
・Googleへの口コミ投稿
・大衆点評への口コミ投稿
つまり、単にSNSでバズらせるだけではなく、**中国人観光客が実際に店を調べるときに見る場所を複数押さえる**という方針です。
REDで認知を取りつつ、Googleや大衆点評で口コミの厚みを作る。
中国人観光客が「京都 うなぎ」で調べたときにも、「この店は実際どうなんだろう」と口コミを見に行ったときにも、
ちゃんと情報がある状態を作っていくことを意識しました。
その結果、オーナーのE様からは、「チンさんのおかげで大衆点評の口コミがかなり良くなった」とおっしゃっていただき、
実際に地域内での“ぜひ食べた方がいいランキング”のようなランキングで1位を獲得できた、というご報告もいただきました。
もちろん、すべてが弊社だけの成果だと言い切るつもりはありません。
店舗様の味の強さ、現場の努力、サービス品質、そういった土台があってこその結果です。
ただ、その魅力を中国人に届く形へ変換し、口コミとして可視化していく部分では、しっかり価値を出せた案件だったと思っています。
対応ポイント
① 素材提供型の運用から、現地撮影型の運用へ切り替えたこと
この案件で最も大きかったポイントの一つが、運用途中で「素材をもらって編集するだけ」の体制から、「実際に現地へ撮影に行く」体制へ切り替えたことです。
最初の段階では、京都という距離の問題もあり、店舗様から写真や動画素材をいただき、それを弊社側で編集して投稿を作っていました。
このやり方でも、一定の数字は出ていましたし、平均水準以上の投稿は作れていました。
ただ、運用を続ける中で、やはりうなぎという商材は、撮り方一つで見え方が大きく変わると感じました。
たとえば、焼き上がりの質感、タレの艶、湯気、店内の空気感、カウンター越しのライブ感、職人の所作。
こういったものは、現場で意図して撮影しないと、なかなか魅力として出し切れません。
単に「料理写真があるから投稿を作る」というレベルでは、どうしても伝えきれない部分があります。
そこで後半は、遠征費をいただいた上で、我々が直接京都まで撮影に伺う形に切り替えました。
本数を減らしてコストを合わせるのではなく、**本数は維持したまま、質を上げるために現地撮影へ投資する**という判断です。
結果として、この切り替え以降の投稿は基本的に3桁いいねを獲得できる水準まで伸び、コンテンツの強さがかなり変わりました。
② フォロワー数よりも、実際の来店・宣伝効果を重視したこと
この案件は、アカウントのフォロワー数だけを追う運用ではありませんでした。
現時点でフォロワーは1,000人弱ですが、正直、そこだけを評価指標にしてもあまり意味がないと思っています。
大事なのは、京都でうなぎを探している中国人に対して、ちゃんと店の存在が届くこと。
投稿を見て「美味しそう」「ここ行ってみたい」と思ってもらえること。
そして、実際に口コミが積み上がり、検索したときに店の情報がしっかり見える状態を作ることです。
実際、コメント欄にはポジティブな反応がかなり多く、見た人にしっかり刺さっている感触がありました。
フォロワーが何万人いるアカウントではなくても、**京都に来る中国人観光客に対して、
ちゃんと“行きたい店”として認識されるかどうか**の方が、この案件でははるかに重要でした。
③ REDだけで終わらせず、Google・大衆点評まで口コミを積み上げたこと
中国人観光客向けの飲食店集客では、REDだけやって終わり、というのはあまりにももったいないです。
REDで興味を持ったユーザーは、その後ほぼ確実に別の口コミ媒体も見ます。
Googleを見たり、大衆点評を見たりして、「本当にここでいいのか」「口コミはどうなのか」を確認します。
そのため本案件では、実際に来店いただいた中国人インフルエンサー・マイクロインフルエンサーに対して、
RED投稿だけでなく、Google・大衆点評への投稿までお願いしました。
三媒体に一気に口コミを積むことで、SNS上の認知と、検索時の安心材料の両方を押さえる形です。
これは飲食店にとってかなり重要です。
バズった投稿が1本あることよりも、検索したときに口コミが複数見つかることの方が、最終的な来店には効きます。
実際、オーナー様からは大衆点評の口コミ改善とランキング上昇について喜びの声をいただいており、この口コミ施策がきちんと効いていたことが分かります。
④ 店舗の味・体験の強さを、ようやく中国人向けに可視化できたこと
京うなわ 神宮道店様の強さは、もともと「味」にあります。
職人肌の経営者様が本気でうなぎにこだわり、しっかり美味しいものを出している。これは運用側から見ても、かなり大きな強みでした。
ただ、どれだけ美味しくても、その魅力が中国人観光客に伝わらなければ、来店にはつながりません。京都という土地は競争が激しく、店が多すぎるからこそ、良い店であることを“見える化”しないと埋もれます。
今回の施策では、公式アカウント運用で店舗の魅力を発信し、インフルエンサー施策で第三者の口コミを増やし、Google・大衆点評にも評価を積み上げることで、ようやく「美味しい店であること」を中国人向けに可視化できた感覚があります。
もちろん、インバウンド集客はSNSだけで完結するものではありません。立地、季節、京都全体の観光動向、予約導線、店舗側の受け皿、いろんな要素が絡みます。ただ、その中でも、**味に自信がある店が、その魅力を中国人に届く形で見せられるようになった**という意味で、非常に意義のある案件だったと思っています。



実績一覧

