
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
皆さんは普段どのようなSNSを使用していますか?
世界中で使用されているInstagramやX、YouTubeですが、中国ではこれらのSNSの利用が禁止されています。
SNSが当たり前の現代において、中国人がどんなSNSを使っているのか気になりますよね。
今回は、中国で人気のSNSとそのSNSを活用したマーケティングについて解説していきます。
中国のSNS事情

インターネットの普及により世界中で使用されているSNSですが、中国ではSNSに対する規制があります。
「グレートファイヤーウォール」という政府による規制で、中国国内ではInstagramやX、YouTubeなどのGoogle関連のSNSの使用が禁止されているのです。
中国は9年連続でインターネットの自由度ランキングが最下位であり、他国と比較してSNSに対する規制が厳しいこととされています。
SNSを規制する目的は、国内IT産業の保護や未成年者のオンライン活動の管理などです。
しかし、SNS規制が厳しいからと言って中国にSNSがないわけではありません。
Google関連のSNSの代わりに中国では国内独自のSNSが発達しています。
国内SNSを安全に利用するために、広告関連の法律の整備が進んでいます。
絶対的な用語の使用や虚偽宣伝、著作権侵害、商標権侵害など簡単に使えるSNSだからこそ注意しなければならないことが多いです。
参考記事:https://togetsu.co.jp/contact
参考記事:https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2024/cf11f2c6b3aa780a.html
中国で人気のSNSトップ6

Google関連のSNSが禁止されている中国ではどのような国内SNSが流行っているのでしょうか。
ここでは中国で人気のSNSをご紹介していきます。
日本人が使っているSNSと似ているものもあるので、ぜひ比較してみてください。
WeChat(微信)
WeChat(微信)は中国SNSの中で最も広く利用されており、メッセージング機能があることから中国版のLINEとも言われています。
近年はメッセージング機能に加えて、電子決済やショッピングなどの機能も備わっており、「スーパーアプリ」と称されることもあります。
月間アクティブユーザーは10億人以上と中国では誰もが知るSNSです。
Douyin(抖音)
Douyin(抖音)は若者世代に特に人気のショート動画投稿アプリです。
日本人が使用しているグローバル版TikTokの先駆けであり、中国版のTikTokと言われています。
月間アクティブユーザー数は7.4億人超えで、最新トレンドが行き交う動画プラットフォームです。
最近は、ライブコマース機能が充実していることから、ショッピングツールとしても使用されています。
RED(小紅書)
RED(小紅書)は、写真や動画付きで口コミを投稿できるアプリです。
ファッションやグルメ、旅行などさまざまなジャンルの投稿が集まっており、中国版のInstagramとも呼ばれています。
メインユーザーは20〜30代の女性で、リアルなレビューが消費行動に影響を与えています。
Douyin(抖音)と同様にライブコマースの機能が備わっていることからショッピングの場としても活用されています。
Weibo(微博)
Weibo(微博)は短い文章を投稿する中国版Twitterと呼ばれるアプリです。
日本人が使用しているXのように、画像や動画も投稿できます。
月間アクティブユーザー数は約6億人で、拡散力の大きいSNSとされています。
Baidu Tieba(百度贴吧)
Baidu Tieba(百度贴吧)は、中国の検索エンジン「百度(Baidu)」が提供する日本で言う掲示板のようなSNSです。
匿名で投稿やコメントを送ることができたり、カテゴリー検索で興味のある投稿だけに絞れたりすることが特徴です。
Baidu Tieba(百度贴吧)はエンタメに長けていることから、エンタメ業界と連携して、漫画コンテンツの提供にも力を入れています。
Kuaishou(快手)
Kuaishou(快手)は、ショートビデオのプラットフォームです。
ショート動画をジャンル別で視聴することができます。
また、特徴は有名人ではなく一般人が映えを意識した日常動画を投稿している点です。
2012年にリリースし、現在月間アクティブユーザーは7億人を超えています。
中国SNSマーケティングを成功させるポイントとは?

中国マーケティングを展開する際は、消費者と近い距離でコミュニケーションが図れるSNSの活用が欠かせません。
しかし、単にたくさんのSNSを利用し、投稿すればいいというものでもないです。
SNSマーケティングを成功させるには、中国の価値観や文化を理解し、現地の人にとって違和感のない言語を使用することがポイントとなります。
また、中国では大手企業による広告よりも信頼をおけるインフルエンサーのレビューの方が人気があるため、KOLやKOCといった人気インフルエンサーを活用することも選択肢の1つです。
現地のことをよく理解し、自然な言語でコミュニケーションが取れる施策やコンテンツを用意しましょう。
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/_F6dQ51I
中国SNSを活用したマーケティング成功事例

中国ではSNSマーケティングが重要だと述べました。
しかし、誰もが使用しているSNSで人気を付け、拡散するのはなかなか難しいと感じていると思います。
そこで、ここでは実際に中国SNSを利用してマーケティングが成功した事例をご紹介します。
ご紹介するのは「ONIGO」というスーパーで購入できる食品などが宅配で届くサービスでの中国SNSマーケティングです。
アカウントの運用期間6ヶ月で、SNS2媒体においてフォロワーは1万人を超えました。
成功要因は中国人の好みを徹底分析して企画したり、中国物産展を立ち上げてみたりなど、新規事業としての取り組みや新たな撮影スタイルに協力いただけたことです。
半年間のアカウント運用実施で、口コミや話題性も大きくなり、かなり成功した事例と言えます。
参考記事:https://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/526.pdf
まとめ

今回は、中国で人気のSNSとマーケティングの成功事例について解説しました。
中国では政府によるSNS規制があることから、Google関連のSNSの使用が禁止されています。
その代わりに中国国内独自のSNSが発達しており、中国向けにマーケティングを進める際は、中国SNSの活用が必要不可欠です。SNSによって機能やメインユーザーなど特色が違うため、自社ブランドとの相性が良いSNSを選択しましょう。


