
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
抖音(TikTok)は、中国SNSマーケティングで人気が高いアプリのひとつです。とくにKOLを活用した施策の効果が高く、中国進出を検討する日本企業から注目を集めています。
そこで今回は、抖音(TikTok)でKOLマーケティングを実施するにあたってのKOLの費用相場と、依頼の注意点について解説します。
抖音(TikTok)とは?

抖音(TikTok)とは、2016年にバイトダンス社(ByteDance社)によってリリースされた中国SNSです。ショート動画を投稿・共有・視聴できるプラットフォームで、ユーザーは7億人を超えています。
TikTokという名前やその機能だけみると、日本でも普及しているTikTokと同じSNSだと認識するかもしれません。
しかし、中国の抖音(TikTok)と日本のTikTokは全く異なるアプリです。そもそも、TikTokの発祥こそがバイトダンス社がリリースした抖音であり、日本でも利用できるTikTokは後発のグローバル版です。
グローバル版は全世界にユーザーがいますが、中国版である抖音の利用者は国内に限定されています。
また、両者の仕様は似ているものの最新機能などはまず抖音で実装されてからグローバル版に適用されることが多く、最新技術や機能は抖音が先行し、機能性が少し違うのも特徴です。
中国市場でのプロモーションに特化したSNSという点で、抖音は日本のTikTokとはメインユーザーや投稿コンテンツの傾向も異なります。
日本のTikTokは10代~20代を中心とした若者の利用者がほとんどで、投稿されるコンテンツも若年層が注目するジャンル、例えば美容、ダンス、音楽などが中心です。
一方、抖音ではこうした若年層に人気のジャンルに加えてニュース性の高いコンテンツ(スポーツや政治など)の投稿も多く、30代~50代の利用者も獲得しています。
抖音とグローバル版とでは全く異なるSNSとして切り離して考え、マーケティング戦略を練っていくことが重要です。
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/uxdl6NJW
KOLとは?

KOLとはキーオピニオンリーダー(Key Opinion Leader)の略称で、販売促進に影響力を持つ人物のことを指します。
もともと製薬業界に特化した言葉で、医療現場で働く医師たちに大きな影響力を持つ、製薬情報に精通した専門家に対して使われていました。
しかし昨今は、インターネットの普及により強い発信力を個人が持つことができるようになり、WEB・インターネット業界においてもスタンダードに使われる言葉になっています。
KOLの最大の特徴は、ある特定の分野における影響力に特化しているという点です。専門性や豊富な知識をもつ人物という、もとのルーツは変わらず、例えばコスメならコスメ、ゲームならゲームと、KOLはそれぞれの得意分野を持ちます。
影響力を与える人という意味合いで、KOLはインフルエンサーとよく混同されますが異なる存在です。
というのも、インフルエンサーはさまざまな分野について発信し幅広く活動する人物も含まれており、必ずしも特定のジャンルへの専門性を持ち合わせていないためです。
KOLはある特定の専門知識を活かすことで、消費者の購買における高い説得力、訴求力を持っているのが大きな強みといえます。
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/lb5sJLVc
抖音(TikTok)のKOLへ依頼する時の費用相場

抖音(TikTok)を含めた中国SNSのKOLへの費用相場は、基本的にフォロワーの数に比例します。
抖音(TikTok)の場合は、日本でSNSインフルエンサーへ依頼するケースとそう変わらない費用感です。目安はフォロワーの0.8倍〜1.5倍で、例えばフォロワーが10万人いるKOLの場合は8万円~15万円が相場となります。
一方で、どういった契約内容で依頼をするのか、フォロワーの購買意欲はどれほど高いのか、などによっても費用は変動するため、一律でこの目安の費用相場通りともいきません。予算にマッチする、最適なKOLを選定しましょう。
抖音(TikTok)のKOLへ依頼する時に注意すべきこと

KOLの選定は、抖音(TikTok)でのKOLマーケティングの成功と失敗を左右するほど重要です。
そもそもKOLは、フォロワー数によって「トップKOL」「ミドルKOL」「マイクロKOL」の3つの分類に分かれ、その特徴は異なります。
フォロワー100万人以上を有し、アピール力や拡散性が高いことを強みとするのがトップKOL、フォロワー数10万~100万人未満でコスパ良くマーケティング効果も得られるミドルKOL、そしてフォロワー数1万~10万人ながら比較的高いエンゲージメント率を獲得しやすいのがマイクロKOLです。
予算を踏まえ、どのレベルのKOLへ依頼するか検討しましょう。
そのうえで、自社の提供商品・サービスのジャンルにおける専門性を持ったKOLを選定します。ここで注意したいのが、獲得フォロワーの属性や購買意欲の高さもしっかりリサーチすることです。
自社との親和性の高さだけでKOLを選定してしまうと、フォロワーが自社のターゲットとするユーザー像とズレていたり、購入に消極的だったりする場合があります。候補となるKOLの調査・分析・比較を入念に行うことが重要です。
まとめ

抖音(TikTok)でのKOLマーケティングは、成功すれば直接コンバージョン(購入)につながるため、非常に魅力的な手法といえます。
しかし一方で、KOLの選定も含めた緻密な戦略を考える必要があり、一定の難易度があります。市場調査~運用まですべてを自社で行うのはハードルが高いため、一部を運用代行などに依頼するなどすると安心です。
抖音(TikTok)のKOLマーケティングをお考えの企業様、中国SNSマーケティングについて気軽に相談したいという企業様は、ぜひ篤月へお問い合わせください。


