
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
抖音は中国のSNSの中でもとりわけユーザーが多い、人気のアプリです。中国進出に向けて運用を検討している企業も多いでしょう。一方で、抖音は日本ではまったく馴染みがない中国SNSであるため、そもそも日本人でもアカウントを開設可能なのか疑問に思っている方もいるはずです。
そこで今回は、抖音のアカウントを開設するにあたっての注意点や手順を解説していきます。
抖音(TikTok)とは?

抖音とは、中国のバイトダンス社から2016年9月にリリースされたショート動画アプリです。およそ15秒から1分程度の動画を制作して投稿・共有ができ、美容、コメディ、ダンスなど、ジャンルを問わずさまざまなコンテンツを視聴できます。

抖音を実際に使ってみると、日本でも人気の高いSNSのひとつであるTikTokと非常に似ているように感じます。それもそのはず、TikTokは中国が発祥で、抖音はいわゆる中国版のTikTokです。私たちが日本で使用しているTikTokは国際版であり、中国版とは機能や使用感が少し違います。また、中国と日本とではTikTokを利用するユーザー層も全く異なります。日本のTikTokユーザーは10代~20代の若者が大多数を占めていますが、抖音は年齢問わず高い支持を集めているのが大きな特徴です。抖音では若年層に受けるコンテンツだけでなく、習近平総書記の新年の挨拶や五輪の話題などの時事性の高いニュースも日々投稿されています。そのため、30代~50代のミドル層にも馴染みやすいSNSとして多くのユーザーを獲得しているのです。
抖音は2022年時点で約8億人もの月間アクティブユーザーを誇っており、中国社会全体にも多大な影響力を持つプラットフォームへと成長しています。
参考記事:https://baike.baidu.com/item/TikTok/53322039?fr=ge_ala
抖音(TikTok)のアカウントは日本人でも作れる?

中国では抖音をはじめ、Weibo、WeChat、REDなどさまざまなSNSが利用されていますが、これらはすべて中国独自のアプリです。日本のほか国際的にも浸透しているLINEやX、Instagram、Facebookなどは、中国で一切利用することができません。こうした厳格なルールが設けられているのは、情報発信に際しての中国政府の管理・統制が非常に厳しいという背景があるためです。発信内容も管理されており、禁止ワードを使用してしまうと投稿の拡散力が落ちたり、非表示にされるなどのペナルティが課されるケースも見られます。
中国にはこうした閉鎖的にも見える特殊なSNS事情があるため、「日本人だとそもそも抖音のアカウントを作れないのでは?」と考える方もいるでしょう。しかし、日本人でも抖音のアカウントを作ることはできます。ただし、中国人が中国で利用することを前提としたSNSであるため、開設にあたってはいくつか注意が必要です。
抖音(TikTok)アカウントの開設手順

それでは、抖音のアカウントを開設するためのステップを、順を追って確認しましょう。
ステップ1:事前準備
抖音をApple Store(Androidの方はGooglePlayストア)からダウンロードしようと検索をしても、海外版のTikTokしか表示されません。中国版のApple Storeを利用してアプリをインストールする必要があります。
まずは、既存のAppleIDと紐づいていないメールアドレスで中国のAppleIDを作成しましょう。メールアドレスがあれば抖音アプリのダウンロードおよび動画視聴が可能になりますが、いいねやコメントなどのアクションをしたり、アカウントを作成して投稿したい場合は中国の電話番号が必要となります。事前に中国の電話番号を取得しておきましょう。
ステップ2:抖音をインストールする
中国版Apple Storeから、「抖音」を検索。「获取」をタップしてインストールしましょう。
ステップ3:電話認証をする
抖音のアプリを開くと「个人信息保护指引(個人情報保護条項)」が表示されるため、内容を確認したうえで同意ボタンをタップしましょう。そうすれば、動画の閲覧が可能になります。利用にあたっては電話番号認証の画面が自動で出てくるため、中国の電話番号を入力、SMS認証を完了させればアカウント開設が完了です。自分のアカウントから動画の投稿をしたり、いいねなどのアクションができるようになります。
ステップ4:プロフィールを設定する
アカウントの開設はステップ3で終了ですが、抖音を自社の商品やサービスのプロモーション手段として活用するなら、魅力的なアカウント設計が必要です。プロフィールの入力も完了させたうえで運用をスタートしましょう。
参考記事:https://www.meipian.cn/504fb0vh
まとめ
抖音のアカウントは、日本人が日本からでも開設することができます。一方で、アカウント開設にあたっては、新規のメールアドレスと中国の電話番号をあらかじめ準備しておく必要があるため注意が必要です。また、アカウントが開設できても、目に見えた運用成果を出していくのは中国SNSゆえ難しい側面があるのも実情としてあります。抖音の運用に困っているという企業様は、お気軽に中国SNSのプロである篤月にご相談ください。
参考記事:https://togetsu.co.jp/service


