COLUMN

コラム

グローバルマーケティングなら特殊な中国市場を理解することが必要? 

グローバルマーケティングなら特殊な中国市場を理解することが必要?  コラム
陳 逸翔

監修者

株式会社篤月

陳 逸翔

広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。

記事のポイント

  1. 中国は巨大市場だが国際的SNSは規制させており独自SNSが主流

  2. 家族重視・自己主張・効率性など中国人特有の価値観を理解することが鍵

  3. 現地目線のSNS活用とローカライズ戦略がグローバルマーケティング成功のポイント

グローバルマーケティングを進めるうえで、多くの企業が頭を悩ませるのが「どの国を優先すべきか」という問題です。

結論、人口約14.1億人、名目GDP約20.85兆ドルという巨大市場でありながら、WeChatやRED(小紅書)など独自SNSが主流という特殊性を持つ中国への理解が欠かせません。

この記事では、グローバルマーケティングの基本から、中国市場特有の消費者属性、そして成功のためのローカライズ戦略までを解説します。

中国人材の採用や中国SNSの運用を検討している日系企業の方は、ぜひご覧ください。

グローバルマーケティングとは?


グローバルマーケティングとは、企業が国際市場で自社の商品やサービスを展開し、異なる文化や市場のニーズに応えながら、全世界を相手にマーケティング戦略を立てることを指します。

マーケティング戦略には、市場調査や国際的な広告、広報はもちろんのこと、ブランド戦略の統一化なども含まれます。

企業がグローバルマーケティングを行う目的は、市場シェアの拡大や収益の最大化です。

一方で課題も多く、文化への配慮や現地法規制への対応、為替変動による利益の目減り、独自のブランドや技術が模倣される知的財産リスクなどが考えられます。こうしたリスクを軽視すると、せっかく市場参入しても現地での信頼構築や収益化に時間がかかってしまうため、進出前の市場理解がグローバルマーケティング成功の前提条件となります。

グローバルマーケティングをするなら特殊な中国市場を理解すること


グローバルマーケティングを進めるにあたって、自国以外にどの国に進展させようか悩んでいる方、企業が多いと思います。

結論、グローバルマーケティングをするなら、特殊な市場と言われている中国市場に対する理解が重要です。

理由はいくつかありますが、まず、中国は人口が世界第1位であり、消費者の所得が増加していること、購買力が高まっている国であることが大きな理由です。

購買力のある消費者が多いということは、つまり巨大な市場と経済の成長性があると言えます。

次に、デジタル化が進んでいる点も外してはいけません。

中国では国際的に使用されているSNSが規制されていることもあり、WeiboやWeChat、REDなどの独自のプラットフォームが充実しています。

したがって、中国独自のプラットフォームを活用したマーケティングが必要です。

最後に、中国特有の文化への配慮や、現地の規制への対応力が欠かせません。消費者と信頼関係を築くうえでも、企業が経営を継続するためにも、ローカライズ戦略が大切になります。

グローバルマーケティングを進める多くの企業が利益・販路拡大を狙っているため、経済が今後も発展していく中国はマストになるでしょう。

参考記事:https://iccs.aichi-u.ac.jp/archives/report/032/49bf3a60babed.pdf

中国市場でマーケティングをやりたいなら中国人の属性を知る


中国は、グローバルマーケティングを進める企業にとって外してはいけない国になることがわかったと思います。

自国以外でマーケティングを進展させるには、現地の人への理解をたかめなければなりません。

そこで、ここでは中国市場でマーケティングをやりたい人に向けて、中国人の属性について解説していきます。

1つ目は、家族を重視している点です。

中国人は家族を大切にしており、多世代で強い結びつきがあります。

親を敬って、家族のために行動する人が多いため、この価値観が消費行動にも影響しています。

2つ目は、自己主張が強い点です。

中国人は自分の意思をはっきり表に出す人が多く、ときにはわがままと捉えられることもあります。

中国人が積極的に主張するようになったことには、広大な土地にさまざまな民族が住んでいるという背景があります。

生活も価値観も違う民族が同じ土地に住んでいるため、自分がどんな人間であるかをきちんと理解してもらえるように、たくさん話し、自己主張をするようになったのです。

3つ目は、効率性や便利性が重視されていることです。

中国ではIT化が進んだことで、従来の生活から一変し、便利な生活が遅れるようになりました。

それに伴って、新しいサービスがどんどん生まれるのはもちろんのこと、それらの普及が早いです。

便利で効率を求められるものであれば、すぐに取り入れるといった柔軟性があります。

したがって、中国でグローバルマーケティングを進展させるには、家族思いな面と効率性を軸にすることがビジネスの強みになるでしょう。

参考記事:https://www.kanzei.or.jp/sites/default/files/moji/20240606kouen_shiryo.pdf

参考記事:https://www.sohu.com/a/779524024_121388268

中国でマーケティングを成功させるために


グローバルマーケティングを進展させるために、特殊な市場と言われる中国への理解が大切になることが理解できたと思います。

消費人口の多さや新しいものの普及率の高さから早速中国にビジネスを展開しようと思っている方もいるでしょう。

そこで、最後に中国でマーケティングを成功させるためにすべきことを解説します。

まず大事なのは、中国現地の市場を理解し、文化や価値観に配慮したビジネスモデルを確立することです。

自国のブランドやサービスを展開することにはなりますが、現地独自の法制度やタブーを理解していないとトラブルが起こるので注意が必要です。

次に、デジタルマーケティングを使用することです。

中国では、国際的なSNSが規制されているため、Weibo・WeChat・REDなど独自プラットフォームを使ったターゲット重視のオンラインマーケティングが認知度向上に効果的です。

さらに、現地の人の共感を得られるよう、翻訳ではなく現地目線でのコンテンツ・広告制作を行うローカライズ戦略が重要になります。

代表・陳逸翔の所感


最後に一つお伝えしたいのが、中国という国は、他の海外市場とは少し違うということです。「Instagramが使えない」「TikTokが使えない」というのも違いですが、それだけではありません。考え方もお金を使うポイントも、SNSの使い方も、日本とは全然違います。この違いを理解できている会社ほど、中国マーケティングで成果を出している印象があります。


例えば、訪日外国人を見ても、傾向の違いがはっきり表れています。欧米の方は剣道や茶道、着物体験など、日本文化を体験することにお金を使う傾向がある一方、中国人はもちろん文化体験を楽しむ人もいますが、それ以上に買い物や移動を快適にするハイヤー、ワンランク上のホテル、食事など、「自分がより快適に過ごせる体験」にお金を使う傾向があります。もちろん人によって違いはありますが、こうした消費行動の違いを理解しているだけで、マーケティングの考え方は大きく変わってきます。


SNSの使い方も同じです。日本では何かを調べる時、Googleで検索してホームページを見る人がまだまだ多いと思いますが、中国ではまずアプリを開きます。情報収集なら小紅書(RED)、飲食店を探したり口コミを調べたりするなら大衆点評、ホテルや航空券の予約ならTrip.com(携程)といった具合に、目的ごとに使うアプリが分かれていて、そのアプリの中で情報収集から予約まで完結してしまうことが非常に多いんです。ホームページを見る文化がないわけではありませんが、日本ほど重要なものではありません。

だからこそ、日本企業が中国市場へ挑戦する時は、日本の成功体験をそのまま持ち込まないことが大切だと思います。分からないことがあれば身近な中国人に聞いてみたり、私たちのような中国マーケティングを専門にしている会社へ相談していただくのもいいと思います。現場で実際に運用しているからこそ分かる、データだけでは見えない中国人ユーザーの考え方や行動もたくさんあります。ご相談自体は無料ですので、中国市場について気になることがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ


今回は、グローバルマーケティングを進展させるためには、中国への理解が重要であることを解説しました。

経済の成長・消費者の所得向上が見られる中国は、グローバルマーケティングを進めるにあたって外せない国です。

しかし、自国の商品やサービスを展開するには、自国と同様の方式ではなく、現地に根ざした理解や配慮が大切になります。

中国人の属性や独自の消費行動などを理解し、特殊と呼ばれる中国への理解度を高めましょう。

中国でのグローバルマーケティングに向けて、中国SNSであるREDを本格的に開始したい企業様は、篤月へご相談ください。

昨今のトレンドを踏まえたRED運用のポイントを、中国SNS運用代行のプロ目線でアドバイスいたします。ぜひお気軽にご連絡ください。

資料ダウンロード
お問い合わせ