
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
グローバル化が進む現代においては、国内の景気だけでなく国外の経済状況も気になりますよね。
今回は経済大国である中国に焦点を当てて、消費市場の特徴やトレンドについて見ていきます。
また、最新の消費行動についても解説し、中国向けのマーケティング方法についてお伝えしていきたいと思います。
中国へのビジネス展開をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
中国消費市場のトレンド

中国向けのマーケティングを進めるにあたって、まずは中国の消費市場のトレンドを追っていきましょう。
結論、近年の中国は景気が停滞しており、消費は横ばい状態です。
政策によって、自動車販売の増加や製造業への投資、インフラ投資などが見られてはいますが、不動産市場の停滞の影響もあり、一般家庭の所得は厳しい状況にあると言えます。
このような景気状態が回復に向かうには、実効性の強い政策が重要とされています。
短期的な視点ではなく中長期的な視点が必要で、構造自体の問題を解決する政策が求められているのです。
しかし、こういった政策は不動産市場に見られるように当面の需要を縮小せざるを得ないという難点も併せ持っています。
これまで中国は高成長が維持されていたという背景もあるため、一定期間の経済的な減速はある程度必要なプロセスでもあるようです。
参考記事:https://www5.cao.go.jp/j-j/sekaichouryuu/sh24-01/s12423.html
中国市場の消費者行動の特徴

高成長時期の中国と比較すると近年は停滞が見られますが、それでも若年層では新たなトレンドが生まれています。
ここでは、中国市場の消費者行動の特徴を見ていきたいと思います。
まずは、SNSの活用についてです。
中国ではInstagramやYouTubeなどGoogle関連のSNSに規制があるため、中国国内独自のSNSが発達しています。
たとえば、RED(小紅書)や抖音(TikTok)などです。
これらのSNSでは動画のライブ配信が広く普及しており、ライブコマースも実施されています。
SNSを活発に使用するZ世代では、ライブ配信視聴時に商品を購入したことがある人が6割を超えており、ネットを利用したコミュニケーションや情報収集は、動画中心に移行している傾向が見られます。
特に、RED(小紅書)は20〜30代の女性がメインユーザー層で、ライブコマースが発展しているSNSです。
商品のレビューが掲載され、リアルな口コミや体験談を読めることや、インフルエンサーが信頼のあるカリスマ的な存在となり、Z世代の消費トレンドをリードしていることも大きな特徴になっています。
次に、Z世代の消費の性質についてです。
Z世代の消費活動は、自分を喜ばせることや満足を追求することに重きを置いている傾向があります。
また、所属するコミュニティに馴染むためという理由での購買も多く、トレンドを抑えることがポイントになっています。
中国の世代をターゲットとして市場を開拓する際は、若年層が使用するSNSプラットフォームの特徴を理解し、共感が得られやすいコンテンツを配信しましょう。
そして、信頼を置けるKOLを起用して、リアルな商品レビューや実体験を共有しやすいようにユーザーを思って環境を整備することが大切です。
参考記事:https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2024/1b0990f79ace8c72.html
中国webマーケティングで欠かせない媒体

中国向けのマーケティングではSNSの活用が欠かせないことがわかったかと思います。
ここでは、中国webマーケティングにおいて特に欠かせない媒体を見ていきたいと思います。
①中国SNSとは
中国では政府による「グレート・ファイアウォール(別名:金盾)」と呼ばれるインターネット検閲・ブロックシステムがあり、グローバル基準のSNSプラットフォームは情報規制の対象となっています。
そのため、日本人に馴染みのあるInstagramやXなどは使用できません。
その代わりに、中国では国内独自のSNSが広く普及しており、webマーケティングは中国SNSプラットフォームを活用して実施することが一般的です。
さまざまな中国SNSがある中で、特にwebマーケティングと相性の良いSNSは「RED(小紅書)」と「TikTok(抖音)」と言われています。
②RED(小紅書)
RED(小紅書)は写真や動画を投稿・シェアできるアプリで中国版のInstagramと呼ばれています。
先ほども述べたとおり、メインユーザーは20〜30代の女性が多く、美容や旅行、グルメなど幅広いジャンルの投稿が集まっているプラットフォームです。
ビジュアルコンテンツの投稿だけでなくライブストリーミング配信の機能もあり、ECサイト機能も備わっていることから近年ライブコマースでの使用も発達しています。
③抖音(TikTok)
TikTok(抖音)は日本でも普及しているグローバル版のTikTokと同様にショート動画を投稿できるSNSです。
日本人が使用するTikTokと同様に若者のユーザーが多く、最新トレンドが行き交っています。
RED(小紅書)のように抖音(TikTok)にもライブストリーミング配信機能が備わっています。
日本におけるwebマーケティングでInstagramやTikTokの活用が主流になっているように、中国でもRED(小紅書)とTikTok(抖音)がwebマーケティングと好相性のSNSとされています。
中国マーケティング成功事例

ここでは、中国SNSの運用代行を担っている篤月で実施したKOLマーケティングでの成功事例をご紹介します。
幻の広島県産和牛 “榊山牛”を味わえる人気店「肉匠ふるさと銀座本店」。実は、顧客の8割は中国人観光客です。
中国人顧客の獲得に大きく寄与したのがKOL、KOCを活用した中国SNSマーケティングで、月額50万という予算内でキャスティングし、常に露出を継続しています。
その結果、「銀座焼肉」の検索KWで上位10位以内に2投稿ほどが常に表示され続ける状態を作り出すことに成功し、中国人への認知に貢献。3ヶ月で顧客単価140%向上という売上成果にもつながっています。
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/qYjcbR1P
まとめ

今回は、中国消費市場の特徴と、マーケティングの成功事例をお伝えしました。
中国消費市場は高成長を遂げていた一時期よりも現在は停滞状態が見られています。
しかし、Z世代にあたる若年層では消費活動に新たな特徴が見られるようになっており、中でもSNSの活用が注目されています。
中国向けにマーケティングを進める際は、Z世代や最新トレンドに目を向けてみましょう。
中国人に向けて自社ブランドの商品やサービスの販売を検討している方は、ぜひ中国SNSであるREDの本格的な運用を篤月へご相談ください。
昨今のトレンドを踏まえたRED運用のポイントを、中国SNS運用代行のプロ目線でアドバイスいたします。ぜひお気軽にご連絡ください。


