
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
「中国SNSの最近のトレンドを把握したい」「どのプラットフォームに注力すべきかわからない」
そんな疑問を持つ広報担当者の方は多いのではないでしょうか。
中国SNSは独自の進化を遂げており、WeChatやWeibo、Douyinをはじめとするプラットフォームは、10億人超のユーザーの日常に深く溶け込んでいます。
本記事では、中国SNSの基本情報を押さえながら、現在の最新トレンドと注目の動向をわかりやすく解説します。
中国SNSとは?

中国SNSとは、中国国内で利用されているソーシャルメディアプラットフォームの総称で、日本や西洋圏と異なる特色があります。
ユーザーが情報を共有し、コミュニケーションを取り合う場としての役目を果たしており、一般的にはテキスト、画像、動画を中心に投稿が行われます。
中国のSNSの代表的な例としては、以下が挙げられます。
WeChat(微信)
Weibo(微博)
Douyin(抖音)
Rednote(小紅書)
例えば、WeChatは最初メッセージングアプリとして始まりましたが、今では決済やソーシャルメディアを含む多機能なプラットフォームに進化。今では中国の人々に欠かせない存在となっています。
また、中国SNSの最近のトレンドは時代とともに急速に変化しており、ライブストリーミングやショートビデオが主要なコンテンツ形式として定着しています。
さらに、SNSとECを融合したソーシャルコマースの拡大も著しく、単なる情報発信の場から購買までを完結させるプラットフォームへと進化しています。
参照:百度百科 SNS社区
定番の中国SNS

現在中国で定番の中国SNSを確認しましょう。
Weibo(微博)
Weibo(微博)は、中国で最も人気のあるSNSの一つで、Twitterの中国版とも言われています。2009年に設立されて以来、短文投稿を中心に、画像や動画、リンクをシェアできる機能が特徴です。
Weiboはその多機能性とユーザーの多さから、利用者を伸ばして2024年時点で月間アクティブユーザー数は6億人を超えており、大きなマーケットとなっています。
特に注目すべきなのが「即時性と広範な拡散力」です。
トレンドニュースやイベントに関連した投稿は瞬く間に拡散され、企業のキャンペーンやブランド認知向上にも大きな効果を発揮します。
中国SNSの最新トレンドを追う上でも、Weiboのリアルタイム性は見逃せません。
WeChat(微信)
WeChat(微信)は、中国で最も広く使用されているSNSであり、その多機能性から「スーパーアプリ」とも称されます。
2011年にTencent(テンセント)によってリリースされたWeChatは、メッセージングアプリとしてスタートしましたが、現在では
SNS
決済
ショッピング
ミニプログラム
など、さまざまな機能を持つプラットフォームへと進化を遂げ、13億人以上が利用しています。
ブランドやインフルエンサーがライブストリーミングを通じてリアルタイムに商品を紹介できる機能があるため、販売促進にも大きく貢献してくれるはずです。
TikTok(抖音)
TikTok(抖音)は、短編動画のSNSとして、中国だけでなく海外でも爆発的な人気を誇るSNSです。
ByteDance(バイトダンス)によって2016年にリリースされたこのアプリは、わずか数年で世界中の若者を中心に広がり、現在では数億人のアクティブユーザーを持つグローバルなSNSとなっています。
TikTokの最大の特徴は、15秒から1分程度の短い動画を作成・シェアできる点です。アルゴリズムによってパーソナライズされた「おすすめ」フィードで、ユーザーにとって興味深いコンテンツを絶え間なく提供しているため、中毒性の高いSNSとしても知られています。
Rednote(小紅書)
Rednote(小紅書)は、中国のライフスタイルやショッピングに特化したSNSで、特に若い女性ユーザーを中心に人気を集めています。
2013年に上海で設立されたRednoteは、ユーザーが
ファッション
美容
旅行
グルメ
などを中心に、日常生活に関する情報や商品レビューを共有する場として成長してきました。
REDの特徴は、ユーザーが自身の体験やおすすめ商品を口コミ形式で投稿する「レビューコンテンツ」です。
スキンケア製品のレビューや旅行先のスポット紹介など、具体的で実用的な投稿が多く、購買前のリサーチに使われることが多い点が最大の強みです。
中国SNSの最近のトレンドとして、RED経由での購買導線が急速に拡大しており、日本企業にとっても注目度の高いプラットフォームとなっています。
最近、流行っている中国SNS

中国SNSの最近のトレンドを把握するには、定番プラットフォームだけでなく、中国SNS全般の動向を幅広くチェックすることが重要です。
ここでは、今注目を集めている3つのSNSをご紹介します。
快手
快手(Kuaishou)は、中国で人気のある短編動画共有SNSの一つです。2011年にGIF共有サービスとしてスタートした快手は、2013年にミニ動画共有アプリとして転換しています。
特に地方部や中小都市のユーザーを中心に広く支持され、コミュニティベースの強い繋がりが特徴的です。
TikTok(抖音)と並んでショートビデオ市場を二分する存在として、中国SNSの最近のトレンドを語る上で欠かせないプラットフォームの一つです。
TikTok(抖音)と並んでショートビデオ市場を二分する存在として、中国SNSの最近のトレンドを語る上で欠かせないプラットフォームの一つです。
哔哩哔哩
哔哩哔哩(Bilibili、ビリビリ)は、アニメ、コミック、ゲーム(ACG)コンテンツに特化した動画共有プラットフォームで、中国版ニコニコ動画と呼ばれることもあります。
ユーザーが自作の動画やライブストリーミングを投稿できるほか、アニメやドラマの視聴も可能です。
哔哩哔哩の最大の特徴は、「弾幕(弾幕)」と呼ばれるコメント機能で、動画上に視聴者のコメントがリアルタイムで表示され、他では見られないユニークな視聴体験を味わえます。
得物
得物(Dewu)は、特にスニーカーやストリートウェアを中心としたファッションアイテムの売買ができるアプリです。若者の間で人気が高く、特に限定版のスニーカーやブランドアイテムの売買が盛んに行われています。
得物の特徴は、正規品かどうかを鑑定するサービスで、ユーザーが購入した商品は、必ず自社の専門家による真贋鑑定を受けるため、偽造品のリスクを減らし、信頼性の高い取引を実現しています。
代表(陳逸翔)の所感
中国SNSの最新トレンドについて聞かれることがありますが、正直なところ、ここ2〜3年で劇的に変わった印象はありません。
細かいアルゴリズムの変化はあるものの、本質的な部分はあまり変わっていないと感じています。
まず一番大事なのはサムネイルです。
特にRED(小红书)はその傾向が強いです。
どれだけ良い内容を作っても、最初のクリックがされなければ見られません。
これはYouTubeでも同じことが言えます。
まずサムネイルを見る人が多いですよね。
クリックしたくならない投稿は、そもそもクリックされないのです。
それにもかかわらず、企業アカウントを見るとこの部分を軽視しているケースがかなり多い印象です。
では、どんなサムネイルが効果的なのか。
意外かもしれませんが、必ずしも派手にする必要はありません。
むしろシンプルな方が強いケースも多いです。
たとえば経営者アカウントであれば、「何について話している動画なのか」をそのまま書くだけで十分です。
黄色文字、黒フチ、太字でタイトルをつけるだけでもかなり変わります。
凝ったデザインより、内容が一瞬で伝わることの方が重要です。
動画の中身についても、日本企業が勘違いしている部分があります。
カメラ目線で話し続けるのではなく、誰かに説明するような自然な話し方の方が、むしろ好まれます。
サービスの説明、商品の使い方、旅行先の紹介などの内容で十分です。
大切なのは、その動画が誰かの役に立つかどうかです。
役に立つ動画は「保存」されます。
中国SNSにおいて、保存数は非常に重要な指標です。
いいね数よりも保存数を重視した方が良いケースもあります。
人は本当に役立つと感じた情報を保存する。
保存が増えるとアルゴリズムから評価され、おすすめに乗り、さらに多くの人に見られるという好循環が生まれます。
中国SNS運用で迷ったときは難しく考えすぎず、「クリックしたくなるサムネイル」「何の動画か分かるタイトル」「誰かの役に立つ内容」この3点を意識してみて
ください。

まとめ
中国SNSの最近のトレンドは、ショートビデオ・ライブコマース・ソーシャルコマースを中心に急速に進化しています。
定番のWeChat・Weiboから快手・哔哩哔哩まで、プラットフォームごとに特性やユーザー層が大きく異なるため、自社の目的に合った選択と戦略が求められます。
中国SNSを効果的に活用するためには、最新トレンドへの対応力と専門知識が不可欠です。
株式会社篤月では、日本で数少ない中国ライブコマースにも対応可能な運用代行サービスを提供しています。
中国市場でのSNS運用強化をお考えの企業様は、ぜひ篤月にご相談ください。


