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日本への扉を拡げる「10年数次ビザ」とは?5年ビザとのメリット比較と申請完全ガイド

日本への扉を拡げる「10年数次ビザ」とは?5年ビザとのメリット比較と申請完全ガイド コラム
陳 逸翔

監修者

株式会社篤月

陳 逸翔

広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。

なぜ今、10年マルチビザなのか?


日本政府は2024年12月に中国人旅行者向けの画期的なビザ緩和措置を発表しました。

そこで、新たに導入されたのが10年間有効のマルチビザです。

これまでは観光マルチビザは3年と5年の2種類だったのにもかかわらず、なぜ今10年という長期間のビザが新設されたのでしょうか。

その背景には、インバウンド需要の回復と経済活性化が挙げられます。

新型コロナウイルスの影響で大幅に落ち込んだ訪日外国人旅行者数は、2024年11月に約318万7,000人を記録し、2024年1月から11月までの累計は約3,337万9,900人となり、過去最高だった2019年の累計を上回りました。

そこから、さらなる経済効果を見込み、特に消費額の大きい中国人富裕層の誘致に力を入れる狙いを定めました。

10年マルチビザは富裕層への発給を念頭に、取得するための年収や保有資産の条件を高く設定しています。

有効期間内であれば何度でも日本を訪れることが可能なため、旅行者は計画を立てやすくなり、より長期的な滞在や複数回の訪問を促進します。

富裕層が日本を訪れやすい環境を整えることで、高額消費による経済効果と地方創生への貢献が期待されているのです。

参考記事:https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001624.html
参考記事:https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004524.html

10年マルチビザの基本情報とメリット


10年マルチビザは、2025年から新設された中国人観光客向けの日本のビザの種類で、10年間有効な長期間ビザです。

このビザによって、観光や親族訪問など短期滞在目的であれば、申請者はビザの有効期間中何度でも日本を訪れることができます。

これまでは3年・5年といった期間のビザでしたが、有効期間が大幅に延長されたため、一度取得すれば、渡航の旅に申請しなければならないという手間が省けるのが最大のメリットと言えます。

そして、一度取得すれば1回の滞在期間は最長90日間まで認められます。

また、日本側としては中国からの安定したインバウンド需要の確保や、消費拡大が期待できます。

10年マルチビザの申請には一定以上の経済力や条件が求められるものの、富裕層や日本リピーターにとっては非常に利便性の高い制度となっています。 

ビザの発給要件や運用状況は変わることがあるため、申請時は最新情報を確認しましょう。

最重要:申請条件を徹底解説


10年マルチビザの申請条件は、主に中国人富裕層を対象に設計されています。

申請者には一定の収入や保有資産が求められており、経済力の証明が必須です。 

加えて、日本への十分な滞在歴や、過去のビザ利用履歴なども審査ポイントとなっています。

証明書類は、在職証明書・支払い証明・銀行残高証明などが必要です。

ビザの申請目的としては、観光・親族訪問などの短期滞在に限定されており、長期滞在や就労は原則できません。

2025年からは65歳以上の申請者向けには手続きが簡略化されるなど、柔軟な運用も図られています。

申請条件は変わることがあるため、ビザ申請時には日本大使館・領事館の公式案内にて最新情報を必ず参照しましょう。

参考記事:https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visa.html

申請手続きのステップと注意点


10年マルチビザの申請の手続きは、以下のとおりです。

 まず、申請者は有効なパスポートを用意し、報酬・資産証明など必要な書類を作成します。 

そして、中国の日本大使館・領事館が指定する代理申請機関に書類を提出します。

必要書類は、在職証明書、雇用・収入証明、渡航歴の確認などが確認できる書類が規定されているため、漏れなく用意しましょう。

場合によっては、追加資料を求められる場合があります。 

ビザ申請の目的は観光・親族訪問など短期滞在に限定されている点に注意してください。

留学や就労の場合は、たとえ期間が10年以内であったとしても、10年マルチビザは使えず、それぞれの渡航目的に合ったビザの取得が求められます。

申請書提出後は書類の審査が行われ、通常1週間〜1ヶ月程度で結果が通知されます。

申請プロセスの途中で旅行代理店や専門の申請サポート会社を利用すると、書類不備のリスクを軽減することができるため、初めての方におすすめです。

10年マルチビザの取得には、最新情報の把握と正確な書類作成、そして渡航前に余裕を持った申請準備が重要です。

まとめ


今回は、中国人観光客が取得できる日本の10年マルチビザについて解説しました。

10年マルチビザは、インバウンド需要回復と経済活性化のために、2024年12月に新設された日本のビザ制度です。

これまではシングルビザ、3・5年ビザでしたが、期間が大幅に延長され、最長10年間、観光や親族訪問などで何度でも日本に渡航可能(1回最長90日)となる画期的な制度になりました。

10年ビザを取得すれば、渡航ごとに申請する手間が省けるため、急な出張や旅行、訪日にも対応できます。

特に、高額消費が期待される富裕層の誘致を念頭に、ビザ取得には高い年収や保有資産の証明が必須とされています。

申請の手続きには、パスポートと経済力を示す証明書類が必要で、指定の代理申請機関に提出しなければなりません。

国際情勢などにより、ビザの発給条件が変わることがありますので、ビザの申請時には必ず大使館や領事館のサイトで最新情報を確認しましょう。

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