
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
近年、日本を訪れる中国人観光客が増加し、インバウンド市場はますます活性化しています。特に、中国では独自のSNSが普及しており、訪日旅行者の情報収集や購買行動に大きな影響を与えています。
しかし、中国向けのSNSマーケティングには、日本国内のSNSとは異なるルールや文化的な違いが多いのも事実。
本記事では、中国人向けSNSを活用したインバウンド集客の具体的な方法や成功のコツ、そして失敗しないための注意点について詳しく解説します。
訪日中国人とは?

訪日中国人とは、日本を訪れる中国出身の旅行者のことを指し、日本の観光市場において非常に重要な存在となっています。
経済産業省のデータによれば、中国からの訪日客数は年々増えており、日本の観光産業に大きな影響を与えています。
中国人旅行者の特徴としては、消費する意欲が高いことが挙げられます。例えば、日本製品の品質の高さや信頼性に魅力を感じ、
化粧品
家電製品
健康食品
などの購入を目的に訪れるケースが多いです。また、日本の観光地、温泉、伝統文化なども人気があり、観光を楽しみながらショッピングを組み合わせた旅行スタイルが人気です。
参考記事:https://www.meti.go.jp/shingikai/monoinfoservice/sportsfuture/do/pdf/00105_00.pdf
訪日中国人をSNSで集客する方法

訪日中国人をターゲットにSNSで集客するためには、中国ならではのプラットフォームの特性を理解し、それに沿った戦略を立てることが重要です。
日本で主流のSNS(Instagram、Twitter、Facebookなど)は中国国内では利用できないため、
WeChat(微信)
Weibo(微博)
RED(小紅書)
Douyin(抖音)
といった、中国で広く使われているSNSを活用する必要があります。
とくに中国人旅行者はSNSを活用して観光情報を収集するため、ターゲットが関心を持つコンテンツを提供することが重要です。
例えば、訪日中国人が求める「日本の人気観光地」「最新のショッピング情報」「おすすめのグルメ」「穴場スポット」などをテーマに、写真や動画を活用した投稿を行うと効果的です。
REDや抖音では、実際に商品やサービスを体験している様子を動画で紹介すると、より多くのユーザーに共感されやすくなるでしょう。
また、SNSでは中国語での投稿が基本ですが、日本らしさをアピールするために、一部の日本語を交えたコンテンツを作成するのも効果的。
日本語の店名や商品名をそのまま使いつつ、中国語で説明を加えることで、ブランドの本場感を演出できます。
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/zVX-iHwV
訪日中国人をSNSで集客する際に気をつけること

中国人向けにSNSを活用して集客する際、日本のSNSマーケティングとは異なる点や注意すべきポイントがいくつかあります。
中国市場に適したSNSを選ぶ
中国の文化や価値観を理解する
中国政府の規制やガイドラインを遵守する
日本語ではなく、中国語で発信する
口コミやユーザーの声を重視する
モバイル決済に対応する
特に中国ではAlipay(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)が広く普及しており、多くの中国人旅行者はクレジットカードよりもモバイル決済が好まれています。
SNSで集客した後、実際の店舗やサービス利用にスムーズにつなげるためには、中国のモバイル決済に対応することが重要といえるでしょう。
特に、WeChatミニプログラムを活用すれば、SNS上で情報発信しながら、予約や決済まで一貫して完結できるため、利便性が高まります。訪日中国人向けにSNS集客を行う際は、モバイル決済の導入も併せて検討するのがおすすめです。
訪日中国人を集客するおすすめのSNS

中国ではInstagram、Facebook、Twitter、YouTubeなどの一般的なSNSは規制されており、アクセスできません。そのため、
WeChat(微信)
Weibo(微博)
RED(小紅書)
Douyin(抖音)
といった、中国独自のSNSを活用しましょう。
特にRED(小紅書)は、中国の若年層(特に女性)に人気の口コミ型SNSで、月間アクティブユーザーは3億人以上。
主に旅行、美容、ファッション、ライフスタイルに関する情報がシェアされており、訪日中国人の旅行計画の参考として相性の良いSNSです。
訪日中国人の旅行スタイルは年々変化しているため、ますますSNSの活用が重要になってきています。
ターゲットに合ったSNSを適切に選び、効果的なプロモーションをとることで、集客力を大きく向上させられるでしょう。
まとめ

中国人向けのインバウンド集客では、日本のSNSではなく、WeChat(微信)、Weibo(微博)など、中国で広く利用されているプラットフォームを活用することが重要です。
それぞれのSNSには異なる特性があり、ターゲットに応じて適切なプラットフォームを選ぶ必要があります。
また、中国の文化や価値観をきちんと理解したうえで、信頼性の高い情報を発信することが成功の鍵です。KOL(インフルエンサー)なども上手に活用しながら、利用感が伝わりやすい自然な形で情報を広めることも効果的です。
モバイル決済(Alipay・WeChat Pay)への対応や中国の規制に沿った運用も取り入れたうえで、訪日中国人の集客を最大化し、リピーター獲得にもつなげましょう。


