
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
InstagramやTikTokを開くと中国の方がライブ配信をしているのを目にすることがあると思います。
トークやパフォーマンスだけでなく商品を販売しているライブ配信もありますよね。
販売機能を持ったライブ配信をライブコマースと呼び、中国ではこのライブコマースが盛んです。
今回は、中国に向けて商品をPRする際に、効果的なライブコマースとインフルエンサーの活用について解説していきます。
中国の最新トレンド

まずは、中国国内の最新トレンドを見ていきましょう。
中国で多くの人に利用されている人気なSNS微博(Weibo)は、ユーザーの閲覧内容や投稿内容などを分析したレポートを発表しました。
レポートによりますと、微博(Weibo)の月間アクティブユーザー数は5億8,700万人で、1日当たりでは2億5,700万人が使用しています。
ユーザー全体のうち1990年代〜2000年代生まれのユーザーが8割を占めており、20〜30代がメインユーザーと言えます。
また、若年層の間では、伝統的な祝日や習慣に関心が高まっており、微博(Weibo)ユーザーの8割以上が祝日に関連した消費行動を取っています。
具体的には、爆竹や年越し用品の購入や、家族との食事会や旅行を通して、祝日イベントを楽しんでいるようです。
2024年は、パリオリンピックをはじめ、多くの国際大会が開催されたことから、スポーツもホットトピックとなっています。
中でも、マラソンへの注目が高まっており、大都市以外でもマラソン大会が開催されています。
一般企業が中国を市場にビジネスを開拓する際は、市場や消費者の生活環境の理解はもちろんのこと、最新のトレンドをいかに早く把握できるかが肝となります。
トレンド把握の際は、微博(Weibo)のようなSNSを活用し、人気なコンテンツを分析・調査しましょう。
参考記事:https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/12/1af6f500a1d4fdff.html
中国商品PRのためのKOL、KOCの活用事例

中国では一般企業による広告よりも人気で注目を浴びているKOLやKOC(インフルエンサー)によるレビューや紹介の方が信頼が高い傾向にあります。
ここでは、中国SNSで人気を誇るKOLやKOCによる中国商品PRの事例をご紹介します。
①李佳琦(Austin)
李佳琦(Austin)は元ロレアル販売員の30代男性KOLです。
李佳琦(Austin)は、「口紅王子」という愛称を持っており、自身のSNSでライブコマースを行っている最中に、口紅を何百本を売った実績があるトップKOLです。
そんな人気KOLの李佳琦(Austin)は、口紅だけでなくハンドクリームのPRでも実績を残しています。
ハンドクリームをPRしたライブコマースは、視聴者が2,290万人を超え、12万件以上を販売しました。
総売上は約1億8000万円と彼のライブコマースはPR効果抜群です。
②京都雑貨店
京都雑貨店において中国KOCを用いてSNSマーケティングを行った際は、ライブコマースの視聴者が2000人ほどで、食品雑貨などが計1500個販売できました。
インバウンド市場が盛んな現代は、中国国内のみならず日本国内の企業においても、中国KOL、KOCの活躍の幅が広がっています。
参考記事:https://chikapa.smrj.go.jp/project/ool3bn000000djyo-att/a1690503963206.pdf
参考記事:https://www.jetro.go.jp/events/dnb/12434b38a1e8b5f1.html
中国のSNSを活用した拡散戦略

KOLやKOCによるSNSでの口コミやレビュー、リアルタイムでの動画配信が中国の消費行動に影響を与えていますが、日本企業が中国にビジネスを展開する際は、どのようにSNSを活用すべきなのでしょうか。
中国向けに日本企業の商品やサービスをPRしたいときは、日本在住の中国人や人気なインフルエンサーに代行を依頼することがおすすめです。
しかし、KOLやKOCといったインフルエンサーは一言でインフルエンサーと言っても、フォロワーの規模感はピンからキリまでです。
もちろんフォロワー数が多ければ多いほど拡散される幅は広がりますが、その分コストもかかります。
そのため、初期段階でのPRは費用対効果が高いとされるフォロワー数1〜20万人がベストです。
フォロワー数が圧倒的に多い1人のインフルエンサーに依頼する手もありますが、その方の投稿回数は限られてしまうため、一種の賭けとも捉えられます。
したがって、一旦はフォロワー数1〜20万人ほどのミドルインフルエンサーに依頼し、口コミやライブ配信数を多くしましょう。
しかし、一気にPRしすぎるとSNS媒体からステマ扱いされてしまう危険性があるため、年間単位で計画を立て、口コミやキャンペーンを浸透させていく必要があります。
SNSマーケティングはすぐに結果が出るものではないため、ある程度期間を設けて進められるといいですね。
まとめ

今回は、中国に向けて商品やサービスをPRする際のSNSの活用法について解説しました。
今回の内容についてはYouTubeチャンネル『アイス(ice)』でもご視聴いただけます。
中国では一般企業が流す広告よりも人気なKOLやKOCが発信する口コミやライブ配信の方が信頼度が高いです。
そのため、中国に向けてPR活動をする際は、最新トレンドを踏まえてKOLやKOCマーケティングを進めましょう。
ただし、採用するインフルエンサーはフォロワー数が多ければいいというものではありません。
費用対効果という面から見ても、ミドルインフルエンサーを複数人採用することが望ましいです。
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