
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
中国ではLINE、X、Facebook、Instagramといった日本人がよく使っているSNSの使用が禁止されていると知っていますか?
中国では、政府による「グレートファイアウォール」というシステムにより、Google関連のSNSが許容されていません。
しかし、その代わりに中国独自のSNSが展開されています。
今回は、中国ならではのSNSについて、人気なものをご紹介していきます。
中国のSNSの市場

中国のSNSの市場は、急速に成長しており、独自の特徴を持つ世界最大規模と言える市場になっています。
中国におけるインターネットユーザー数は2024年6月時点で10億9,967万人に達しており、彼らの多くがSNSを利用しています。
中国では、国際的に利用されているSNSの一部において、利用が禁止されているため、国内で発展した独自のSNSプラットフォーム市場があります。
主な中国独自のSNSは以下のとおりです。
Weibo(微博)
WeChat(微信)
TikTok(抖音)
RED(小紅書)
これらのようなSNSは、単にソーシャルメディアとしての機能だけでなく、EC販売やライブコマース、モバイル決済などさまざまなサービスを兼ね備えています。
そのため、中国においてSNSは生活インフラにも深く関わっており、日常生活になくてはならない存在です。
たとえば、WeChat(微信)は月間アクティブユーザー数が12億人以上であり、この膨大なユーザー数は国外から見ても、無視できない巨大市場と言えます。
参考記事:https://www.sohu.com/a/779524024_121388268
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/1CDbo1IW
中国SNSランキング

中国では、日本人が馴染みのあるLINE、Twitter、Facebook、InstagramといったSNSの利用が禁止されています。
その一方で、国際的なSNSに似た中国独自のSNSが発展していることが特徴です。
ここでは、主要な中国SNSの特徴と人気ランキングを見ていきましょう。
Red(レッド)
Red(レッド)は、2013年に誕生したソーシャルメディア&ECプラットフォームです。

特徴は、「リアルな体験談や口コミ」のサービスで、ユーザーはあらゆるジャンルの情報を投稿することができます。
最も多いユーザー層は20〜30代の女性であり、ファッションやビューティー、旅行などの情報に長けているSNSです。
Red(レッド)は、「中国版Instagram」と言われることがありますが、Instagramとは違う「購買体験の融合」という大きな特徴があります。
Red(レッド)では、一般ユーザーやインフルエンサーが商品や体験のレビューを投稿でき、他のユーザーにリアルな情報を伝えることができます。
これらが、商品やサービスを購入することにつながっていき、EC機能が統合されているため、実際に購入まで進めるのが強みです。
中国版TikTok(抖音)
中国版TikTok(抖音)は、2016年にByteDance(バイトダンス)社が開発した中国国内でのみ利用可能なショートビデオプラットフォームです。

中国版TikTok(抖音)の月間アクティブユーザー数は7.4億人を超えており、特に10〜20代の若者と女性に人気なSNSとなっています。
中国版TikTok(抖音)では、音楽やフィルターを使って動画をカスタマイズすることができ、ハッシュタグチャレンジやライブストリーミングなどを通じて、他のユーザーとの交流も図れます。
参考URL:https://www.douyin.com/
また、ライブコマースや直接購入機能も備わっており、アプリ内で簡単に気になった商品を購入することが可能です。
これらのショッピング機能は、偶然見かけた動画を通して、気になった気持ちをすぐに行動に移すという衝動買いを促すような設計になっています。
Weibo(微博)は2009年に中国で誕生した、XやFacebookのような機能を持つSNSです。
ユーザーは短い文章の投稿を通じて情報発信ができます。

また、企業もアカウントを開設し、自社の商品やサービスのプロモーションを行うツールとして利用しています。
Weibo(微博)では、毎日膨大な数の投稿が飛びあっており、トレンド情報の発信だけでなく、消費者とリアルタイムで会話できることが特徴です。
テキストだけではなく、写真や動画も投稿もできるため、企業はブランドストーリーを視覚的情報を用いて発信することができ、消費者の関心を引くような使い方ができるSNSとなっています。
Baidu Tieba
Baidu Tiebaは、中国の検索エンジン「百度(Baidu)」が提供する日本で言う掲示板のようなSNSです。
特徴は、匿名で投稿やコメントができ、カテゴリー検索で興味ある投稿だけを閲覧できることです。
ユーザーは、興味があるものや調べたいキーワードを検索して、同じ趣味や興味がある人同士と交流ができます。
Baidu Tiebaはエンタメジャンルに長けており、エンタメ業界と連携して、漫画コンテンツの提供もしています。

We Chat
WeChat(微信)は、中国で最も広く利用されているSNSであり、機能性の幅広さから「スーパーアプリ」とも称されています。

WeChat(微信)は、2011年にリリースされ、当時はメッセージングアプリとして広がりましたが、現在ではSNSの機能に加えて、決済やショッピングなどさまざまな機能を統合しています。
メッセージング機能では、個人間だけでなくグループでのチャットが可能で、中国版のLINEとも呼ばれています。
企業やインフルエンサーがライブストリーミングを通じて、リアルタイムで商品を紹介できるため、ユーザーの購買意欲を高め、販売促進にも役立っています。
EC販売や決済、飲食店の注文、チケット購入など日常生活に必要な機能を集約しており、月間アクティブユーザー13億人を誇るWeChat(微信)は中国国民のとってインフラといっても過言ではないSNSです。
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/VfebOlBJ
まとめ

今回は、中国SNSランキングを解説しました。
中国では、「グレートファイアウォール」によりGoogle関連のSNSの利用が禁止されています。
その反面、中国では国内独自のSNSが発展しており、特に今回紹介した、Red、TikTok、Weibo、Baidu Tieba、We Chat は人気の高いSNSです。
中国に向けてビジネスを展開する際は、これらのSNSの活用が欠かせません。
今回の内容についてはYouTubeチャンネル『アイス(ice)』でもご視聴いただけます。
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