
監修者
株式会社篤月
陳 逸翔広告代理店を退職後、早稲田大学大学院入学&卒業。
累計100社以上の日本企業の中国SNSコンサルティング経験を持つ。
自身も5万以上のフォロワーを中国SNSでもつ、第一線のKOLである。
中国SNSは、中国人をターゲットに商品やサービスを展開するさまざまな業界の日本企業や店舗において、積極的に活用されています。というのも、中国人にとってSNSはインフラともいえるほど日常に根付くものであり、マーケティング効果をもっとも実感しやすい手法であるためです。
そこで今回は、中国SNSを活用した日本企業・店舗での成功事例とともに、SNS運用のポイントを解説します。
中国SNSとは?

SNSというとグローバルに利用が浸透しているため世界共通と思われがちですが、中国SNSは他国とは一線を画し、独自の文化を作り上げています。その大きな要因となっているのが、「グレート・ファイアウォール」と呼ばれるインターネット検閲・ブロックシステムの存在です。情報規制の観点から、国外のSNSツールは原則利用できないため、LINE、Instagram、Xといった日本で使い馴染みのあるSNSを使うことができません。そのため、中国ではオリジナルのSNSプラットフォームの利用が浸透しています。
例えば、LINEに代わるメッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」、

Instagramに代わる写真・動画投稿アプリ「RED(小紅書)」、

Xに代わる短文のテキスト投稿ができるアプリ「Weibo(微博)」などです。

それぞれが独自の機能を備えており、中国人ユーザーの日常を豊かにしています。
参考記事:https://togetsu.co.jp/column/VfebOlBJ
参考記事:https://baike.baidu.com/item/SNS%E7%A4%BE%E5%8C%BA/9428459?fr=ge_ala
中国SNSを使った店舗での成功事例

それでは、実際に中国SNSを活用した店舗の成功事例を業界・サービス別にご紹介します。
宅配サービス
宅配ネットスーパー『OniGO』を運営するONIGO株式会社。その社員である中国人の小王さんが、RED(小紅書)で日本での生活をコンテンツとして発信しています。中国人が日本で若くして活躍できるというアピールになっており、サービスそのものの魅力とともに中国人のリクルートにも大きく貢献しています。
小売業界
日本でも大人気の総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」。RED(小紅書)を活用し、公式キャラクターであるドンペンが商品やサービスの魅力を紹介するコンテンツを発信しています。お馴染みのキャラクターを使うことで親近感を醸成できており、「日本旅行=ドン・キホーテへ来店する」という心理づくりに一役買っています。
飲食業界
京都に店を構える、うなぎ料理専門店「京うな和本店」。中国人インバウンドを目的に、RED(小紅書)を運用しています。発信するコンテンツは、人気のメニュー紹介はもちろん、うなぎ職人の技や厨房の衛生面にフォーカスした内容など多彩で、親近感とともに安心感を醸成することに成功しています。
不動産業界
港区に本社を構える「リタ不動産」では、中国人のリクルート目的でRED(小紅書)を運用しています。日本の不動産会社で働く中国人という視点から、人にフォーカスしたコンテンツ発信を中心に行っています。他にも、日本のグルメに関するコンテンツなども発信しており、「日本で働きたい」「リタ不動産なら中国人も働きやすそう」といったマインドづくりに成功しています。
メーカー
インナービューティーをテーマに、プロダクトやマシンの開発、サロンの運営、医療事業プロデュースから飲食事業まで行う、株式会社プロラボホールディングス。代表取締役会長兼CEOである佐々木広行氏は、RED(小紅書)を通して、健康と美容観点での知識・考え方や起業家としての経験などを発信しています。知識人の発信は信頼性が高く、共感や新たな学びをユーザーに与えることができ、企業やサービスへの親近感につながります。
中国SNSを使って店舗が成功するには?

中国SNSマーケティングを成功させるための基本は、まずターゲット設定し、ターゲットを知ることです。中国は国土が広く、地域が変われば購買行動やトレンドが異なり、年収格差もあります。どのエリアの都市に住む中国人をターゲットとするのか、その人はどの年代のどういった生活スタイルを送る消費者なのか、詳細なターゲット設定をしましょう。そのうえで、ターゲットが日頃活用する中国SNSを選定。そのプラットフォームの特性はもちろん、現在のコンテンツの流行やユーザー動向を調査します。
このように、中国SNSマーケティングの成功にはさまざまな観点からの調査・分析・戦略の立案がカギとなる一方、自社だけで納得のいく結論を出すのは膨大な時間的コストがかかります。一部を専門家に依頼するなど、効率性も意識することも大切です。
中国SNSを活用したマーケティングにお悩みの企業様は、ぜひ中国SNS運用代行の篤月へお気軽にご相談ください。
まとめ

日本の企業・店舗での中国SNSの運用は、インバウンド戦略として今やスタンダードな手法です。業界問わず多くの成功事例があり、大きな成果を期待できます。
今回の内容についてはYouTubeチャンネル『アイス(ice)』でもご視聴いただけます。
中国人インバウンドを見込める企業様や店舗は、ぜひ運用を検討してみてはいかがでしょうか。


